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【へら浮子の作り方 カヤ浮子編】
【2】材料のカット
1、製作したいウキの寸法を決め、図面を作成。
2、カヤをボディー全長より5mm長くカット。
3、鉛筆の印が付き易いように#320のペーパーで軽く全体をならす。(カットする時はカヤにカッターの刃をあて、カヤを転がしながら切断するときれいに切断出来ます。)
4、図面の寸法にそって鉛筆でカット線などの印を付ける。(カットの方法と同様で鉛筆をカヤにあて固定し、カヤを転がし印をつけます。また後の作業をしやすくする為にトップ側の端を+1mm、足側の端を+4mm寸法より長くとります。)
【3】ボディーの四分割
その他必要なもの
木工用ボンド、瞬間接着剤、鉛筆、糸、片刃カミソリ、カッターナイフ、デザインナイフ、セロテープ、ピアノ線(今回はφ0.8mm)カヤ(今回はφ7.5mm)、ソリッドトップ(今回はφ1mm)、竹ヒゴ(今回はφ3mm)
1、足側から図①のように定規などで等しくなるように半円をだし、真っ二つにカミソリで切り込み線まで二分割する。
2、四分割する為の中心を出すため、図②の手順で四角の紙を二分割した部分に挟み込み、際に鉛筆で線を入れます。
3、紙を取り出し鉛筆の線を合わせて二つに折り、図③のように点線部をカットします。
4、加工した紙を写真のように再びカヤに挟むと、紙の山の谷間部分がこのカヤの円の中心になるので、慎重に四等分になるようカミソリで四分割します。
5、トップ側も同様に四分割します。
【4】ボディーの成形
1、図①は足側のカット方法であり、カミソリで斜めに真直ぐカットをする。
2、図②はトップ側のカット方法であり、デザインナイフで丸くカットをする。
3、1,2の作業は共にカミソリだけでは上手く仕上がらないので、切り過ぎないようにやや小さめにカットをして、最後にペーパーで整え仕上げるようにする。(この過程ではカヤの面を取るようにし、ワタはあまり取らないようにします。またカットした4片のそれぞれの1片の中心に鉛筆で目安線を引き、その線に左右対称となるようにカットすればカットしやすくなります。)
【5】ボディーのくせ付け
1、糸を巻きボディーのくせ付けを行います。まず足側から、足側のカット線よりやや中心側から端方向に向かって糸を巻きます。端に行くにつれ糸の間隔を徐々に狭めていきます。糸の跡が残るので糸の力だけで押さえず、カヤを手で押し、形を整えながら糸で固定する要領で巻いていきます。カット面が合わない時は糸を解きペーパーで面を修正します。
2、トップ側も同様に巻きます。トップ側は、糸が滑り易いので予め#120のペーパーで少し傷を付け、糸を少し水で濡らすと滑りにくくなります。巻き終わったら共にセロテープで糸を留めクセが付くまで置いておきます。(この間に次の【6】の工程を行って下さい。)
【6】ソリッドと竹足の成形
1、写真のようにソリッドと竹足の成形を行います。それぞれ図面の寸法に合わせて鉛筆で印をつけます。
2、ソリッドはペーパーを使用し端側が細くなるようにテーパー状に削ります。
3、竹足はカッターナイフで大まかに成形し、ペーパーで仕上げます。全体が真っ直ぐになるよう慎重に行なって下さい。また、ボディーに入る部分は出来るだけ細く、結合部分は折れやすいので太くしっかりとテーパー状に仕上げることがコツになります。(ペーパーがけは、粗目で大まかに削り細目で整えて下さい。)※モーターなどがあるとぶれずに真っ直ぐに削れるので大変便利です。またテーパーをつけるのはカヤの浮力を生かす為であります。
【7】挿入部分のガイド付け
1、ボディーのくせ付けが出来たらまず、【2】での足側の余分な+4mmをデザインナイフを使い慎重にカットし足側、トップ側両方の糸をほどきます。
2、くせ付けの時と同じ要領で再び糸を巻いて行き、足側は竹足、トップ側はピアノ線が何とか入る位まで巻いたらそれぞれをゆっくり丁寧に差し込んで行きます。差し込み終えたらボディーの形を整えながら最後まで糸を巻きます。両側共に巻き終わえたら、全体がバランス良く一直線になるようにセンターを調節します。
3、2の工程を2〜3度繰り返して、センターの通った挿入部分のガイド(溝)がつきます。(【2】でのトップ側の余分な+1mmは【10】の工程中の「段差の修正」時に段差を無くしながら+1mm分を修正して下さい。)
【8】竹足とボディーの接着
1、足側の糸をほどき、竹足との段差部分が無くなるように余分なワタをペーパーで削ります。但しワタを削り過ぎないように気をつけてください。ワタが少ないとボディーに丸みが付かなくなります。ある程度ワタを削っても段差が合わない場合は竹足で調節して下さい。
2、足側のワタ部分全体にムラなく木工用ボンドを筆などで塗り、糸を巻きます。ある程度巻いたら竹足を差し込み最後まで糸を巻き固定する。面の合わせ目とセンターを調整する。
3、同様にトップ側はピアノ線を使用し接着します。但し、ピアノ線は接着後抜くので、抜きやすいようにピアノ線に少し油をつけておきます。
4、全体のセンターを調節し接着するまで半日〜1日程度乾燥させて下さい。
【9】ボディーの丸み付け
1、完全に接着が出来たら丁寧にすべての糸をほどきます。
2、ピアノ線は無理をせずに丁寧に抜き取ります。
3、接着後のボディーは全体が角ばっているので、鉛筆などの丸いものでボディー全体をならし丸みをつけていきます。
【10】トップの接着
1、トップ側の穴に瞬間接着剤を流し込み、加工したソリッドトップを真っ直ぐ素早く挿入します。
2、センターを確認し、もし歪んでいれば右側写真のようにソリッドを歪んでいる反対の方向に指で押し、ボディーとソリッドのつなぎ部分に少し瞬間接着剤をつけ固定し修正します。
3、最後にボディーとソリッド・竹足との段差をそれぞれペーパーで修正してボディーの完成です!(ボディーとソリッドのつなぎ目部分に絹糸の極細の糸を巻き、瞬間接着剤で止め補強すると、つなぎ目からの水の浸入を防止できます。)
【11】ボディーの塗装
1、#800のペーパーでボディー全体をならし、しっかりと下地処理をします。余分な付着物等を取り除くと同時に下地の凹凸を無くすことによりきれいな仕上がりが得られます。
2、今回はボディーの塗装は「特製うるし」を用いた研ぎ出しで仕上げます。まず、黒、小豆、黒、緑、黄の順序で重ね塗りをし、完全硬化してから研ぎ出していきます。(重ね塗りする時は必ず1回の塗装ごとに、塗装→硬化(夏季1〜3日、冬季2〜5日)→#800のペーパーで塗面に軽くキズをつける→次の塗装、を行って下さい。)
3、研ぎ出しの方法として、まずイメージした模様の中心となる色(一番下の色)を#320のペーパーを2つ折りにしたその角で少しづつ模様に研ぎ出します。次にその研ぎ出した色を中心とし、その周囲を#800のペーパー(折らずに)で順番に模様を考えながら外に向かって水研ぎしていきます。
4、仕上げに、専用うすめ液で2倍にうすめた本透明で塗装(研ぎ出しした部分)の段差が無くなるまでトップ以外の全体を数回重ね塗りしコーティングします。線引き用筆でネームを入れ最後にもう一度うすめた本透明でコーティングしボディーの塗装は完成です。
【12】トップの塗装
1、ボディーの塗装時と同様に#800のペーパーでソリッド全体を下地処理します。
2、配色を決め、鉛筆で目盛りを印します。初めに「ブラックUNI」を専用うすめ液で少しうすめ、黒節部分から塗装していきます。次は同様に好みの「蛍光塗料UNI」を一色づつ塗装していきます。上手く仕上げるコツは、ソリッドに筆をあてウキを回しながら塗装することです。また、塗装全般に言えることですが、一回の塗装で仕上げようとせずうすく塗り2〜3度位重ね塗りして仕上げるようにして下さい。
3、塗料が乾燥したら、最後に「コンパウンド」でボディーを磨き上げ、完成です!
図③
左から:蛍光塗料UNI、蛍光塗料UNI専用うすめ液、特製うるし、特製うるし専用うすめ液、コンパウンド、筆4本組、うるしはけ、線引き用筆、ペーパーセット、絵皿
【1】準備する物